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2019.11.09

全身から調整したり、遠い所から調整します。



「ボクらは病気を診るんじゃない。人を診るんです。」
ドラマDr.コトー診療所の.五島先生の台詞です。
実在するのは人間で、病気ではないからでしょう。

奥深さは違うかもしれませんが、当院でも似たようなことは感じます。
お客様には、どこが痛いかとかヒアリングしますが、
それに対処するだけでは良くならないことも増えています。
複数の症状や、慢性化した症状を抱えている人が多いからです。

症状も原因も複雑化して、難しくなっている様です。
症状を追っかけても、きりがないし、効かないということです。
原因を絞り込むのもうまく行きません。

実際のところ、
症状や原因ではなく、体全体の改善を優先しています。
体が正しく機能すれば、治癒力も正しく機能し、複雑な症状も解消されるからです。

●体の機能を妨げている要因を取り除いていきます。
体は、多くのパーツが複雑に連結した構造ですが、
それぞれが本来の位置で、周りから押されたり、引っ張られなければ正常に働くはずです。

このため、骨格調整や筋肉の緊張を調整することが体や治癒力の改善の基本です。
また、部分ではダメです。全体が影響しているからです。
 
実際に、痛い所だけに時間をかけても無駄です。
調整の範囲を広げることで、体全体の機能が高まり、症状も解消していきます。

●内臓機能もその一つです。
痛い所が内臓に近くなければ、関係ないと思われることも多いです。
しかし、内臓の働きが悪ければ、怪我や病気の治りが早いわけがありません。
 
また、施術では内臓を治せるわけがないと思われることも多いです。
しかし、邪魔しているものがあるのなら別です。機能改善は可能です。

内臓は圧迫されたり、引っ張られたり、位置が変わっていることが多いです。
体の歪みで内臓への神経信号がうまく伝わっていないこともあります。

これらの場合も、骨格の歪みや筋肉の緊張を調整することが基本です。
緊張を取り除き、位置を戻し、神経信号を正常に戻すことで、
内臓機能は改善し、治癒力も上がります。

●急がば回れ。
壊れたところは、周囲が働いて治ります。
周囲だけだと負担が大きいですから、その周りにも協力してもらいます。
負担が大きすぎれば、そこも壊れてしまうからです。
 
結局、故障を無理なく治すには、なるべく広い範囲を良い状態で維持することが重要です。
当院では、全身から調整したり、遠い所から調整します。
色々なアプローチをするため複数の調整技術があるのも役立ちます。
これにより、治りやすい所からどんどん治って、治りが加速します。