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2019.11.08

調整しない調整法でなぜ良くなるのか?


永山駅つきだて整体院の施術の特徴は、体と連係する優しい整体です。
言い換えると、調整をしない調整法です


調整は直接行わず、体に任せてしまいます。
施術と体や脳が役割を分担して、連携する様にしています。

●体の役割
体には、恒常性という働きが備わっています。
変化に対して、元に戻そうとする調整です。
体温や血圧なども、姿勢や表情や体形も、恒常性の働きを受けています。

その人の基準があり、そこに戻そうとします。
体に対して施術しても施術前の状態に戻ってしまうとか、ダイエットが進まないのも、このためです。

ですから、調整は体にまかせています。
体や脳の働きを尊重するほうが順調に改善して行く様です。

●脳の役割
恒常性には、元となる基準が必要です。
この基準を決めるのは脳の役割です。

体に故障がなければ、基準は高くできます。
高くというのは、数値の大小ではなくて状態としてです。
制限がなく自由度が高い状態です。

基準が低ければ、体は制限を受けうまく働けなくなります。
また、基準が低いままでは、良い変化をしても戻されてしまいます。
逆に、基準が高くなると、体は自然に改善していきます。

脳が基準を決めています。
故障など、かばう部分があると、体の基準は低くなります。
悪くならない様に休ませ治すために制限することが必要だからです。

また、背骨の歪みには、かばうために脳が歪ませているものがあります。
しかし、背骨の歪みは、姿勢や動作を制限したり、こりや痛みを起こします。
また、神経圧迫を起こし、体液循環や内臓機能を低下させます。

故障を治すには時間が必要で、少しづつ良くなります。
このため脳は、気付かなかったり、治った時の処理を忘れられることが多い様です。
低い基準や不要な歪みが残っている場合があり、これを治すには体を見直すきっかけが必要です。

●施術の役割
施術は、脳に対して基準を変える提案を行います。
脳がその提案を受け入れると、体の見直しが起こります。

体の見直しにより、制限の必要個所が減ることで、体の基準は高くなります。
骨格の歪みが減り、姿勢や動作の自由度が上がります。

既に治っている故障に関連する制限や歪みは、見直しによりすぐに改善します。
こりや痛み、可動域や筋力が改善します。

継続している故障は、治すことが必要で、制限や歪みは継続します。
治癒力が低下していた場合は、治りが悪くなっていたかも知れません。
神経機能や体液循環や内臓機能が改善するので治癒力も回復していきます。
施術を継続することで、慢性の不調も徐々に改善して行きます。

●調整法の特徴
誘導調整法、揺らし調整法、脱力調整法、などを導入しています。
提案をして脳に見直しを起こすことは共通ですが、提案の方法はそれぞれ異なります。

◆誘導調整法
この調整法は、短時間で全身の骨格調整が可能です。
誘導するポーズを作るだけで、殆ど体を動かさない調整法です。
体に痛みがある方、体力がない方もご利用頂けます。

脳に対して、調整のアウトラインを提案します。
結果的に、全身の見直しを提案することになります。
全体的な改善の場合、大まかな提案の方が良いのだと理解しています。

制限するところが減るので、体の基準は高くなります。
姿勢や動作の自由度が上がり、こりや痛みも軽減します。
神経機能や体液循環や内臓機能が改善するので治癒力も回復していきます。
施術を継続することで、慢性の不調も徐々に改善して行きます。

◆揺らし調整法
この調整法は、背骨を揺らすだけのシンプルな調整法です。
血行が良くなったり、こりがほぐれたりという直接的効果もあります。
血行が良くなることでも治癒力は改善します。

揺らすことで、脳に体の点検作業を起こしていきます。
一つ一つ問題ないことを確認していくことで、体の基準は高くなります。
姿勢や動作の自由度が上がり、こりや痛みも軽減します。
神経機能や体液循環や内臓機能が改善するので治癒力も回復していきます。
施術を継続することで、慢性の不調も徐々に改善して行きます。

◆脱力調整法
力の釣り合いが崩れている場合に短時間でできる調整です。
改善しないこりや痛みがある場合は、緊張する状態が基準になっています。

この調整法では、好ましい姿勢を実際に示し、脳に認識させます。
緊張が抜ける姿勢をつくると、痛みが消え可動域が広がります。
そこから動きを加えて自由度が高いことを認識させます。

好ましい状態として脳が認識することで、釣り合いが定着します。
緊張が解消するので、見直しが起こります。
制限する必要が無くなり、体の基準は高くなります。
姿勢や動作の自由度が上がり、こりや痛みも軽減します。